top of page

事業に関する③Cash Flow
新製品を開発するとき、設備投資を行うとき、あるいは一部の事業部門を閉鎖するときには、経営者は意思決定を行わなければなりません。
漠然と経営者の経験と直感による意思決定も時には必要な場面もあるかもしれませんが、それではなかなか成功を続けることは難しいのではないでしょうか?
その際に目標・指針となるのが「Cash Flow」に基づく「意思決定会計」です。私達は会計を単なる過去データの集計ツールとは考えず、未来に向けた意思決定ツールとして経営者の方に活用頂けるように努めて参ります。
例えば、新製品の製造のために新たに機械を取得しようとする場合に、購入するかリースにするかを考えてみましょう。
・リースの場合・・・リース料総額6,000千円、リース期間5年
・購入する場合・・・購入額5,800千円、法定耐用年数7年、定率法
・リースする場合の割引現在価値(DCF)累計=2,294千円
・購 入する場合の割引現在価値(DCF)累計=2,370千円
結論としては、購入する方が有利と判断できます。
ただし、回収期間(黒字となる年数)の面では、
・リースする場合の回収期間=1年後
・購 入する場合の回収期間=5年後 となりますので、
当座の資金的余裕がない場合には、リースの方がリスクが低いとも言えます。
bottom of page